リカバリーセンター

あなたの回復のステージに合わせて
みんなで学んでいく
当院のリカバリーセンターは令和8年9月に新設されました。
自分の病気とうまく付き合いながら、自分らしい生活を形作ることができるよう、同じように回復を目指す方々が集い、学ぶ場です。
リカバリーとは

「リカバリー(recovery)」は「症状がなくなること・病気が治ること(cure)」とは少し違います。
どんなにつらい状況にあっても「これからもっとよくなれるかもしれない」と「希望の感覚」を感じられること。自分自身が今持っている力や可能性を信じられるようになること。自分自身の人生を、自らが主人公として歩んでいくこと。時には失敗から学ぶことも、大切な経験となるかもしれません。やがて家庭や地域、仕事や学びなど、生活の中で自分なりの意義のある役割を持つこと。リカバリーとは、生きがいや人とのつながりを取り戻していく歩みでもあります。
たとえ困難があろうとも、その人らしい人生を歩んでいく道のりが「リカバリー」です。
参考:マーク・レーガン(前田ケイ監訳)『リカバリーへの道』(2005,金剛出版)

リカバリーセンターでできること
「リカバリー」の歩みは一人ひとり異なり、病院の中だけで完結するものではありません。
ですから私たちにできることは、ごくわずかですが「リカバリーセンター」では、外来通院中の方に次のような形でお手伝いしたいと思っています。
- 病気についての学びを提供すること
- 「自分を助けるちから」を育むお手伝いをすること
- 仲間と出会える場を提供すること
病気についての学び
テキストを使って病気についての知識を学びます。知識がつくことで自分の症状のパターンなどが理解しやすくなり、病気と上手に付き合うことができます。
自分を知るきっかけ
自分自身の感情と上手に付き合うスキル、自分の気持ちを人に伝えるスキル、ストレスをやわらげるスキルなどを実践的に練習します。
仲間と出会える場
互いの経験を分かち合う中で、似た経験をしたことのある誰かと出会い、自分自身を知るきっかけになるかもしれません。一人ではなく、仲間と回復を目指していくことができます。
生活の一部として
診察・デイケア・カウンセリングなどと併用し、自分の病気とうまく付き合っていく1ピースとなります。自分に合ったプログラムを受けることで回復や安定を目指します。
このような皆様に参加いただいています
以下のようなご状況の方に、リカバリーセンターをご利用いただいています。
「自分は対象になるのだろうか」と迷われた場合も、まずは主治医にご相談ください。
- 入院治療を終えて、これから社会復帰を考えている方
- 外来通院だけでは生活の立て直しに不安を感じている方
- 同じ悩みを持つ方々と語り合いながら、回復を目指したい方
- 依存症やギャンブル、嗜癖行動からの回復に取り組みたい方
- 不安や対人関係のつらさを、スキルとして学んで対処していきたい方
プログラム紹介
疾患・課題別グループプログラム
同じテーマを抱える方々が集まり、テキストを使って病気についての知識をつけるプログラムです。「自分だけではなかった」という気づきや、仲間との関わりのなかで生まれる安心感が、ひとりでは得られない回復のちからとなります。専門スタッフのもと、週1〜2回のペースで実施しています。
アルコール依存症グループ
ギャンブル依存症グループ
薬物依存症グループ
嗜癖関連症グループ(ゲーム・SNS・買い物など)
ストレス関連症グループ
摂食症グループ
神経発達症グループ
ウィメンズグループ
汎用スキルプログラム
感情の波や対人関係、ストレスへの対処など、暮らしのなかで起こる困りごとに対応するためのスキルを、実践的に学ぶプログラムです。
CST(コーピングスキルトレーニング) と呼ばれ、週1〜3回のペースで実施しています。ここで身につけたスキルは、日常の生活でも、ご自身の引き出しとして役立っていきます。
感情の危機を乗り切るスキル
こころの癖に気づくスキル
ぐるぐる思考から抜け出すスキル
自分を大切にするスキル
自分の気持ちを上手に伝えるスキル
毎日を整えるスキル
「ラーニングデイ(学ぶ日)」と「ミーティングデイ(語り合う日)」
グループプログラムは「ラーニングデイ(学ぶ日)」と「ミーティングデイ(語り合う日)」で構成されています。
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STEP01
ラーニングデイ
知る・理解する・練習する
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STEP02
ミーティングデイ
語る・聞く・支え合う
知識が体験に変わる
ご利用までの流れ
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STEP01

主治医へのご相談
まずは主治医にご相談ください。「興味があるけど自分に合うかわからない」という段階でも構いません。
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STEP02

ご本人・ご家族との面談
スタッフが現在のご状態やご希望をお伺いし、利用日を決定します。リカバリーセンターについて詳しくご説明し、ご質問にもお答えします。
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STEP03

リカバリーセンターのご利用開始
ご参加いただくプログラムを決め、利用を開始します。慣れるまでスタッフがサポートいたします。

あなたのペースで、
暮らしの流れを取り戻す
回復への道のりは、まっすぐな一本道ではありません。立ち止まる日も、戻る日もあっていい。それでも少しずつ、ご自身らしい暮らしの流れを取り戻していきましょう。
「自分にも合うのだろうか」「家族にすすめたいけれど、どう話せばいいか」など利用前のご相談も歓迎しています。費用や参加方法、プログラムの詳細についてのご質問も、お気軽にどうぞ。まずは医療相談室までご連絡ください。