睡眠医療外来

ぐっすり眠れていますか?
昼間に眠くなることはありませんか?
日中の意欲。気力、体力の低下はありませんか?
現代社会では、勤務形態や生活習慣、精神的要因、身体的要因などにより、さまざまな睡眠障害がみられます。
またお子様のいる方でお子様の睡眠に不安をもっている方もいるのではないでしょうか?もしお子様の睡眠状態を確かめ、思い当たるふしがあれば、生活リズムの見直しや睡眠環境の調整などを試みてください。もしそれでも改善しない場合は、お気軽にご相談ください。
睡眠障害の主な症状
- よく眠れない
- いびき、寝言、歯ぎしり
- 昼間に眠くなる
- 夜中に何回も目が覚める
- 疲れやすい
- 眠った気がしない
- 意欲低下
- 寝付きが悪い
- 元気や気力が出ない
- 居眠り
- 集中力が続かない
- 眠りが浅い
- 気分が沈む
- イライラする
- 仕事のミスが増えた
- 寝ぼけ・異常行動
- 昼夜逆転
代表的な睡眠障害の種類
大人から子どもまで、睡眠障害の種類や症状は様々です。 当院では種類や症状に合わせて治療を行っていきます。
- 不眠症
- 慢性不眠症 短期不眠症
- 過眠症
- ナルコレプシー 特発性過眠症 睡眠不足症候群
- 呼吸障害
- 総睡眠時無呼吸症候群
- 運動障害
- 周期性四肢運動障害PLMD レストレスレッグス症候群RLS
- リズム障害
- 概日リズム睡眠覚醒障害(睡眠相後退型 交代勤務型)
- 睡眠時随伴症
- レム睡眠行動障害 夜驚症 夢遊病 夜尿症 悪夢症
- 二次性不眠
- 身体疾患や精神疾患に伴う不眠症や過眠症
- 物質・薬剤による不眠
- アルコール性不眠症 ニコチン性不眠症
当院で扱う検査
簡易型睡眠ポリグラフ検査

睡眠時無呼吸症候群の診断に特化した、ご自宅で行える簡易型の睡眠記録装置です。睡眠中の無呼吸低呼吸発作の頻度状態や血中酸素濃度の低下などを測定できます。入院の必要はなく、日常に近い環境で検査できるのが特徴です。翌日に記録装置を病院に返却してください。重症度が不明のときは、終夜睡眠ポリグラフ検査を追加することがあります。
画像提供:フクダ電子株式会社
終夜睡眠ポリグラフ検査

一晩入院して、より詳細な睡眠状況を調べる検査です。脳波、呼吸、心電図、眼球運動、下顎筋電図、血中酸素濃度、いびき音など多くの項目を専門スタッフのもとで記録します。幅広く正確な診断が必要な場合にご案内します。また、睡眠中のビデオ記録を併用して夜間の異常行動のチェックも行ないます。解析結果を睡眠経過図や無呼吸発作図、周期性運動図とともに数値化して睡眠状態をお知らせします。
画像提供:フクダ電子株式会社
予備検査
睡眠障害の診断に必要に応じて、血液検査、心電図、鼻腔CT検査、頭部X線検査、鼻腔通気度検査、心理検査などを行います。
睡眠日誌記録

睡眠時間帯の棒グラフを1か月間にわたり自己記録します。食事時刻や服薬時刻、今日の出来事や体調も記録することが出来ます。
体重表の自己記録

朝夕1日2回の体重を折れ線グラフに描画して自己記入すると日々の体重変化が鋭敏に感じられます。
当院で行う治療
在宅CPAP療法(シーパップ)

睡眠時無呼吸症候群と診断された方に向けて、自宅で行う治療法です。就寝時に専用のマスクを鼻腔に装着し、一定の空気圧を気道に送り続ける装置です。気道の閉塞を防ぎ呼吸を確保します。人工呼吸装置と形は似ていますが、治療の原理は全く異なります。多くの患者さんで、日中の眠気や睡眠の質の改善が期待できます。 CPAP装置は健康保険を利用して病院から貸し出されますから、月1回の外来受診か電話による遠隔医療が必要です。
画像提供:レスメド株式会社
口腔内装置(マウスピース)

いびきや軽度〜中度の睡眠時無呼吸症候群に有効なマウスピースを就寝中に歯に装着して、いびきや無呼吸発作を防止する治療です。下顎を前方に固定し、舌根沈下を防止し喉の気道を確保して睡眠中に呼吸しやすい状態を保ちます。CPAP療法と比べて装着感が軽く、持ち運びにも便利なため、出張や旅行が多い方にも適しています。いしばし病院歯科などと連携してご対応しますので、お気軽にご相談ください
横向き枕のご紹介
仰向けに寝ると重力で舌が気道をふさぎやすくなるため、横向き寝が症状の改善に有効なことがあります。横向き寝をサポートする市販の専用枕のご紹介も行なっております。手軽に取り組める改善策のひとつとして、生活習慣の見直しと併せてご提案しています。マウスピースとの併用も有効です。
睡眠衛生指導
「眠れない」悩みの背景には、日常の生活習慣や寝室の環境が影響していることも少なくありません。就寝・起床時刻のリズム、スマートフォンや照明の使い方、カフェイン・アルコールとの付き合い方など、一人ひとりの生活に合わせた具体的なアドバイスをお伝えします。「何を変えればよいかわからない」という方でも、一緒に整理していきますのでご安心ください。就寝・起床時刻を一定にしたり、朝に太陽光をあびる、運動するなどにより生活リズムが整ってきます。
薬物療法

症状の種類や程度、生活スタイルに合わせて、適切なお薬を処方します。近年は依存性のない新しいオレキシン系の睡眠薬も増えており、「薬に頼るのは不安」という方にも、丁寧にご説明しながら進めていきます。また、うつ病や不安症など、こころの不調が睡眠に影響しているケースにも対応しています。睡眠だけでなく、心身全体の状態を見ながら治療方針を一緒に考えます。
過眠症には、覚醒度を促進する薬を、睡眠リズム異常にはメラトニン製剤などを、レム睡眠行動障害などの睡眠関連運動・行動異常には、症状に応じた薬物療法を行います。
睡眠認知行動療法(CBT-I)
薬を使わずに、睡眠に関する考え方や習慣を見直していく心理療法です。「眠れなかったら明日の仕事に失敗しそう」という不安や、眠れないことへの過度な意識が、かえって不眠を悪化させてしまうことがあります。睡眠日誌をつけながら、自分の睡眠パターンを把握し、少しずつ改善していきます。慢性的な不眠症に対しては高い効果が認められており、薬を減らしたい方や、根本から改善したい方に特にお勧めしています。保険適用となった不眠症治療用アプリ(CBT-Iプログラム)の有効性が示されており、活用法についてもご相談いただけます。
高照度光療法

朝起床後に日光を浴び、朝食を摂ると体内時計がリセットされ、睡眠・覚醒リズムが整いやすくなります。外出できない場合は3,000ルクス以上の人工太陽光に当たると同じような効果があります。睡眠リズムが遅れた場合に特に使用します。
睡眠医療外来の診療時間について
日本睡眠学会総合専門医・指導医および精神科専門医・指導医の藤田雅彦医師が月曜日・水曜日の終日、金曜日午後(第1金曜日を除く)を担当しています。
受診は完全予約制となっております。

小さなことでも
気になる症状はお気軽にご相談ください
「眠れない夜が続いている」「朝起きても疲れが取れない」
「いびきがひどいと言われた」「日中眠くて困る」
——そんな小さなお悩みでも、ひとりで抱え込まないでください。睡眠の悩みは「たいしたことない」と後回しにされがちですが、放っておくと日中の集中力や気力、体の健康にも影響してきます。早めに相談することが、回復への一番の近道です。
まずは医療相談室でお話をお伺いします。